課題
- 毎年の決算時に勘定残高が合わず、結果として1,000万円単位の雑収入や雑損失を計上せざるを得ない状態に陥っていました。これは経営数字の信頼性を大きく損なう問題でした。
- 本来は翌月に確定すべき月次決算が２カ月以上遅れ、さらに帳簿が合わないため、正確な経営判断ができないまま業務を進めざるを得ませんでした。
- 不動産業特有の現金取引が多く、資金の「色付け」ができていなかったため、資金の使途や残高が不明瞭となり、業務全体に混乱を招いていました。
どのように解決したか
- 現金の色分けルール導入による透明化
現金取引の運用方法を見直し、帳簿上で資金の用途を明確に管理できる「色付け」ルールを導入。これにより資金の流れが透明化しました。 - 決算処理の構造改革
取引記録から決算処理までの流れを全面的に見直し、残高不一致を根本的に解消。税理士事務所でも処理できなかった課題に終止符を打ちました。 - 標準化されたチェック体制の構築
各工程での確認ポイントを明確化し、誰が担当しても同じ精度で処理ができる体制を構築。結果として、翌月15日には月次決算を締められるスピード感を実現しました。
成果 毎年1,000万円単位で発生していた残高ズレを解消し、誰でも正確に月次決算を締められる体制を確立しました。
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